「夢」の第一歩

「夢」の見つけ方

どのようにして「夢」を見つけたらいいですか?

どうやって自分の夢を持ったらいいのですか?と聞かれることがあります。
きっと、キラキラ夢を語る人を想像して、なんだかお子様やご自身には、「夢」というものが少し縁遠いような気持ちになられているのですね。

中学生のお母様方から、ご自身のお子さんについて、
「うちの子は将来の夢もなくて、何を基準に志望校を決めたらいいのかわからない」
「夢がないので、とりあえず普通科に行かせます」
というお話を耳にすることがあります。

しかし、多くのお子様がチャレンジされる推薦受験をする場合には、志望理由をしっかり話すことができなければ、合格が難しくなります。

その志望理由は、

『高校でどのように過ごしたいか』
に繋がらないといけませんし、さらに、その高校生活は、

『将来○○になりたいので、高校時代に△△を習得したいと考えています』
と結びついてこそ、筋が通ります。


つまり、
「将来の夢」があって、
そのために「高校で勉強したいこと」があり、
それを学べるから「〇〇高校を志望」、
となるわけです。


「夢」は、どうやら、必要みたいですね。

「夢」は学習の一環


「将来の夢」というとものすごく大袈裟な話なのですが、
「夢を思い描く」ことは、「学習の一環である」と言えるのではないでしょうか。

「自分はこうなりたい」と描くことが、とても効果的な「学習の動機」になるからです。

指示通りできる子は、すぐに点数は伸びやすいのですが、
受験期に伸び悩む傾向があります。

ただ単に指示したことを、そつなくこなすことができる学生よりも、


「今回は60点だったから、次は必ず70点取りたい」、
「〇〇君に勝ちたい」、
「お母さんに褒められたい」など、
小さくても具体的な目標を描く子供の方が最終的には強いのです。

それは、先の自分を具体的に描くことで、
そのために何をするべきかを考えたり工夫したりするようになるからです。

もちろん、簡単に答えは出ませんし、いくら考えて試しても見つからないかもしれません。
それでも、「考える」ことが、やっぱり何より大切で、
試したり失敗したりしているうちに戦い方がわかってくるのです。

きっと、試して失敗して考えて試して、を繰り返しているうちに、
なんとなく、「自分というもの」や、さらに「目指しているもの(ゴール)」を知っていくからではないでしょうか。


自分を知り、自分に向き合い、小さな目標のための「策」を練り、チャレンジすること。
まさに学習です。


この延長線上に、「夢」があるのです。

小さなチャレンジから、小さな「成功体験」を積むこと

友達よりいい点が取れたり、小テストで満点が続いたり・・
もし、そんな小さな「成功体験」を積むことができれば、

小さなコツのようなものを習得したり、
覚えることが早くなったり、
長時間座ってじっくり取り組むことが苦にならなくなったり、
勉強が楽しく感じたり、
何かしら良いことを身につけていくものです。

何かが前向きに動き始めたなら、
さらに一歩進んだ「夢」を思い描くでしょう。
「80点取りたい」
「100点取りたい」
「〇〇検定に合格したい」
「△△高校に行きたい」

目の前の「夢」を描くことに慣れていくと、
数年先、10年先、のことを思い描くことも怖がりません。
むしろ、わくわくしながら
「将来、☆☆をしたい」を描けるようにきっとなるはずです。

小さな「失敗体験」を積むこと


そして、もう一つ大事なことは、小さな「失敗経験」をたくさん積むことです。
小さなチャレンジをしていく中で、当然失敗は何度もします。
恥もかくでしょう。
悔しく情けなく思ってしまうこともあるでしょう。

夢を持つことを阻むものの一つに、
「失敗が恥ずかしい・怖い」という「恐怖」があります。
(と言いますか、「夢の敵」は、ほぼ、これですね)

しかし、それは、ほとんど「自分で作り上げた恐怖」ですよね。
自分で作った「おばけ」みたいなもの。

小さな「失敗体験」(別に、大きくてもいいんですよ)をいくつも積んでおけば、
自分の中に、良い意味での「失敗の耐性」みたいなものができていって、
ずんずん、大丈夫さ加減が増していって・・・
力強くなって・・・


こんなふうに思えたらいいですね。↓



失敗したらもう一度。



あるいは、



「はい、次の夢!」




いい意味での「開き直り」のようなものでしょうか。

そうなれば、「夢」の達人へ向かって、一歩前進、ですね!









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